石敢當をオーダーで製作しています

石敢當（いしがんとう）とは

沖縄の方はかなり馴染み深い「石敢當（いしがんとう）」。
石敢當とは簡単に説明すると「魔除け」のために設置します。

魔物は真っ直ぐにしか進めず、曲がることが出来ないとされています。
沖縄ではよく道路の突き当りＴ字路、３叉路に「石敢當」を置いています。

石敢當をそういったところに置くのが一般的とされているのは、突き当りにぶつかると跳ね返って向かいの家に入ってしまうからです。
魔物の侵入を防ぐために置きたいということでしたら、玄関の前や車庫の前に置くことで、家内安全・交通安全のお役に立てるかもしれません。

なぜ、「石敢當」という文字かと言いますと、通説では、「石敢當」は強い武士の名前とされ、「石敢當」に当たると魔物は砕け散ってしまうとされているからです。

また別の説では、中国の明時代に福建省から琉球に渡った久米36姓という人が風水思考と共に持ち込んだとの説もあります。
「岩石の持つマナ（超現実的、神秘的不思議な力）」で悪魔・悪霊除け、防災招福、防疫、地域繁栄、鬼門抑塞を図ることができ、かつ、その文字が勇敢強力の武人を想起（敢當＝当たるところ敵なし）させるところから、病気などをよけるためのおはらいになると設置されているとのことです。

石敢當はプラスチックや木材でできたものもありますが、やはり本物の「石」で作るのが、本来の目的に合致し、一番霊力が高くなるのではないでしょうか。

我々の先祖達が築いたグスクやアーチ門等の「石の文化」を今後も大切にし、また、現代人の中でだんだんと薄れていってしまっている「神を敬い見えない霊力を信じる心」を少しでも取り戻すために少しでもお役に立ちたいと考えます。

中部大理石　オーダー製作の石敢當

弊社では様々なデザイン・サイズで石敢當をオーダー製作しています。

今回は、オーダー製作した石敢當の一部をご紹介します。